戦国大名北条家の小田原城はどこにあるんや?また、上杉謙信や武田謙信も落とせなかった難攻不落の城はどうやって攻略されたか知りたい!頼む!教えてくれよおお!!
こんな疑問を解決します!
記事の内容
・小田原城概要
・アクセス
・小田原城攻略のワケ
・御城印その他見どころ
それではどうぞ!
小田原城 歴史
まず、小田原城の歴史をざっくり紹介します!
小田原城の前身は、室町時代に西相模一帯を支配していた大森氏が築いた山城です。15世紀末、伊勢宗瑞(北条早雲)が小田原に進出し、以後、北条氏が5代約100年にわたって関東での勢力を拡大していきました。小田原城は、関東支配の中心拠点として整備拡張され、豊臣秀吉の来攻に備え城下を囲む総延長9kmに及ぶ総構の出現に至ってその規模は最大に達しました。
しかし、天正18年(1590)、石垣山一夜城の築城をはじめとする秀吉の小田原攻めにより北条氏は滅亡し、戦国時代が終焉を迎えました。小田原城は、二の丸・三の丸・本丸が国の史跡に指定されています。
参考:小田原城公式ページ
北条五代の祖でもある北条早雲は主君の大森氏の居城を謀略※により乗っ取り、戦国時代の到来を告げる下克上の舞台にもなりました!
北条早雲の謀略:鹿が小田原城の裏山に逃げ込んでしまったため猟師を派遣したい
→小田原城主大森氏は許可
→猟師に化けた北条勢による奇襲により小田原城落城
アクセス
【公共交通機関】
小田原駅から徒歩10分【車】
参考:小田原城公式ページ
小田原厚木道路「荻窪IC」から約10分
西湘バイパス「小田原IC」から約5分
東名高速道路「大井松田IC」から約40分
小田原城の正面入口は”馬出門”(うまだしもん)側!
北入口と比べて、正面入口では橋や二の丸、立派な門などを見ながら天守閣まで行けるのでオススメ!
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営業時間と入場料金
【営業時間】
9:00~17:00(最終入館16:30)
※休館日:12月第2水曜日 12月31日~1月1日【入場料金】
一般510円 小中学生200円
参考:小田原城公式ページ
天守閣以外のSAMURAI館やNINJA館、こども遊園地についてはこちらをどうぞ
小田原城徹底解説
2022年3月初旬の平日、午前9:30ごろに小田原駅に到着しました!
巨大ちょうちんがある駅の改札を抜けて小田原駅東口側から”お城通り”を通って城へと歩いて行くと・・・
正面入口ルート紹介
橋を渡ると”馬出門”が出迎えてくれます!
馬出門をくぐり、”馬屋曲輪”(うまやくるわ)から天守閣の方向を見ると・・・
遠くに天守閣を発見!小田原城のスケールの大きさを感じさせられます!
”銅門”(あかがねもん)を抜けて二の丸には・・・
梅が咲き誇っており、奥に覗く天守閣とのコラボが美しいです!
その他にも・・・
普段なかなか見ることが出来ない、塀の内部構造の展示や・・・
豊臣秀吉によって行われた小田原合戦の陣図などの看板を見て楽しむことができます
難攻不落の小田原城 攻略のナゾ
ここで、戦国時代に小田原城が難攻不落だと言われていた理由ですが・・・
・関東一円に広がる100を超える支城による連携攻撃が可能
・武田信玄や上杉謙信の攻撃を退けた経験有
・城下町だけでなく田畑までも囲んだ9㎞にも及ぶ”惣構”(そうがまえ)により籠城中でも食料生産可能
など「小田原城さえあれば負けない」と油断をしていた北条氏は秀吉の作戦で最終的には降伏を余儀なくされました
こげん強か城ば、秀吉はどげんして倒したんやあああ!
ということで難攻不落の小田原城攻略のナゾですが
・小田原城以外の城を短期間で徹底的に陥落させることで、北条側の援軍の心配なく余裕をもって小田原城を包囲
・小田原城を見渡せる笠懸山にたったの一夜のうちに姿を見せた石垣山城※により小田原城内の兵の士気低下
→城内の動揺により収集がつかない北条側は、余裕の包囲を続ける豊臣方に勝機は無しと判断し降伏
石垣山城:総石垣に天守閣をもつ秀吉が築かせた城。当時の関東では石垣の城は無かったため「一晩で見たことがない最新の城が現れた」と小田原城内は驚愕。実際は約3か月ほどで城を築き、一晩で城の前の木を切り倒すことで一日で築城したように見せた。
小田原城は最後まで難攻不落でしたが、強すぎたが故の慢心が降伏という敗北につながったのかもしれません
本丸エリア
二の丸から本丸へと向かうためには・・・
”常盤木門”(ときわぎもん)をくぐる必要があります!
天守閣を守る最後の砦!コの字型の三方からの攻撃は敵からすると厄介です!
常盤木門をくぐると・・・
満開の濃いピンクのカワヅザクラと白い姿が美しい小田原城天守閣が出迎えてくれました!
ここでもう一枚・・・
咲き誇る桜と背景の天守閣が堪らない!満足のできる写真を撮ることができました!
また、本丸エリアには・・・
サルも飼育されています!
”サル”によって囲まれて降伏した小田原城がサルを飼いならす皮肉も味わった後はいよいよ天守閣へと向かいます
サル:信長が名付けた秀吉のあだ名
天守閣の内部の展示では北条家の貴重な資料だけでなく、戦後の小田原城にはゾウを飼っていたことや観覧車が置いてあったことなど興味深い展示資料の宝庫で1時間ほどで展示を見終えました
天守閣からの景色
地上38mの天守閣からは・・・
晴れた日には房総半島まで見渡せれる相模湾と・・・
秀吉が作った石垣山城がある笠懸山を眺めることができます!
石垣山城が一晩で姿を現したときに、北条家5代目当主の北条氏直(うじなお)はどのような気持ちで眺めたのだろうかと思いを馳せました
御城印
天守閣内の売店では・・・
書置きの御城印(300円)を頂きました!
北条家の家紋の”三つ鱗”がカッコイイ、戦国武将好きには堪らないデザイン!
その他見どころ ミナカ小田原
”お城通り”という小田原城へと繋がる道では、地上14階のガラス張りの建物と江戸情緒薫る建物が融合した商業施設の”ミナカ小田原”があります
ミナカ小田原14階には無料の足湯スポット※があるので、小田原市街を見渡しながら疲れを癒すことができます!
※足湯営業時間:10:00~18:00(参考:ミナカ小田原公式ページ)
まとめ
小田原城 まとめ
・”馬出門”や”常盤木門”、二の丸などを満喫することが出来る正面入口(馬出門側)からの観光が絶対にオススメ!(時間がない場合は北入口の方がいいかも)
・天守閣へと向かうときは攻める側の視点で、天守閣から帰るときには守る側の視点で観光すると城の工夫を感じられて面白い
・本丸エリアのサルの檻からは小田原動物園の名残と”サル”によって囲まれて降伏した小田原城がサルを飼いならすという2重の意味で感慨深い場所になっている
・天守閣の展望デッキでは城主の気持ちで石垣山城方面をみると小田原合戦を味わうことができる
・城散策で疲れた体には”ミナカ小田原”の足湯での疲労回復がオススメ
今回のひとこと
勝って兜の緒を締めよ
北条 綱成
最後までご覧いただきありがとうございました!
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